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サービサー 債権回収会社の役割と任意売却

任意売却の手続きでは、売買価格の決定などの交渉は、銀行などの金融機関と直接行うことは無く、前回説明した保証会社と交渉するか、サービサーと言われる債権回収会社と行います。

住宅ローンを借りる時に必ず必要な保証会社、保証の必要性とか、返済が滞った時の代位弁済など、保証会社の役割とそのしくみについて説明しています。

ここでは、サービサーというあまり聞きなれない組織について説明します。

サービサー(債権回収会社)とは

サービサーとは債権回収会社のことで、金融機関の委託により金融債権の管理や回収を行います。
住宅ローンを借りる手続きの時にはまったく無縁の会社ですが、任意売却の手続きを始めると登場する会社ですので、普段は馴染の無い会社です。

住宅金融支援機構のフラット35や、銀行など民間金融機関の住宅ローンなどの借主が返済不能となった案件について、支援機構や民間金融機関の保証会社の委託を受けて、任意売却の対応や法的手続きといった業務をします。

サービサーになるには法務大臣の許可を受けなければなりません。
その他、資本金や取締役に弁護士が就任しているなどの条件があり、誰でも簡単に作ることのできる会社ではありません。

サービサー(債権回収会社)は、本来、弁護士か認定司法書士しか出来ない“債権回収の代行業”を、「債権管理回収業に関する特別措置法」に基づいて、法務大臣の許可を受けて特別に出来るように認められた会社です。

債権回収会社というとなんとなく『借金の取り立て屋』という感じがしますが、資本金が5億円以上とか、債券回収に詳しい弁護士が取締役と常務しているなどの条件をクリアした会社しか認められません、しかも対応は紳士的です。
現在100社以上の会社があると言われていますが、ほとんどは 一般社団法人 全国サービサー協会 に入会していますので、どんな会社があるのかは名簿がありますので確認できます。

参照 》》 会員会社一覧


任意売却で住宅ローンを整理する時には、債権者と協議をしながら進めますが、サービサーが債権者の代理人となります。

金融機関に対して任意売却の申出を行い受理されると、任意売却は本格的にスタートしますが、その後の売出価格の決定についてはサービサーとの協議で決まります。

販売活動中の活動報告や購入希望者が現れた時の売却価格の決定など、すべてサービサーと任意売却を任された不動産会社が進めていきます。

売却代金から引越しの為の費用を捻出してもらいなど、売主さんの売却後の生活再建が出来るだけしやすくなるよう、交渉する相手もサービサーになります。

サービサーにはそのような権限が委任されていますので、任意売却でのサービサーという存在は大きなものなのです。

そのようなサービサーですが、任意売却をする売主さんがサービサーの担当者に会うのは、物件が売買され決済と引き渡しを行う一番最後の手続の時だけで、実際に任意売却の一連の流れを経験してみると、意外とあっけなく終わってしまうものです。

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