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入居率が高まる対象ユーザーを絞り込んだ特化型賃貸住宅

フレンチブルドッグと住む家という、犬種を限定した“戸建賃貸住宅”のプロジェクトが立ち上がりました。場所は「住みたい街ランキング第1位」に返り咲いた“吉祥寺”です。
このような対象ユーザーを絞り込んだ賃貸物件の開発は、今後どんどん盛んになっていくように思います。

住宅が余る時代に入居率を高める賃貸事業の戦略

古い物件よりも新しい物件が好まれるのはあたり前なことで、古い物件ほど入居率が落ちます。そこで古い物件の入居率を高める工夫としてよく行われているのが次のようなことです。

  • 新規入居時から一定期間のフリーレント導入
  • プレゼントになる家具家電付き
  • ペット同居型物件に変更

などのように誰にでも+評価してもらえそうな特典を付けたりします。
ですが、誰にでも喜ばれそうなことは、他の賃貸物件でもやれることで、よく言われる“差別化”にはなりません。
特典競争になってしまい収益性を低下させることにつながります。

差別化とは違う言い方をすると他の物件とは違うコンセプトで作ったものです。

他の物件が真似をしようと思っても、作り方が違うので真似ができない状態であれば、競争で負けることはありません。

例えば、ある地域に10件の賃貸物件があったとします。10件の物件はそれぞれ特徴があり、対象とする客層がまったく違います。このような場合、10件の物件は競合すること無く、同じ地域内で共存することができます。

  • 若年層向け
  • 熟年層向け
  • 単身向け
  • ファミリー向け
  • 長期入居タイプ
  • 短期入居タイプ
  • サラリーマン向き
  • SOHO、自営業者向き

このような物件の性格を明確にすればするほど、対象となる客の層は薄くなりますが、要望に対するマッチングはかなり高い確率になります。

更に冒頭に上げたフレンチブルドッグと住む家のように、フレンチブルドッグを飼ってない客、買う予定の無い客は対象外となります。

ターゲットの幅は非常に狭いのですが、そのような客を発掘できると入居率は極端に高まります。そのようなことは、インターネットの無い頃は不可能でしたが、現在は、特化していれば特化しているほど、珍しいものであればあるほど、ユーザーから発見される確率は高まり、賃貸物件の成約率は高くなるものです。

増加中~個性ある不動産物件&不動産サイト

特徴のある、他の物件と差別化を図れる物件とは、では実際にどんな物件があるか見てみましょう。

同じ2LDKのマンションでも、お隣とは生活の仕方がまるっきり違うのは当然です。
我々の生活スタイルには多様性があり、個性があり、それぞれ異なった価値観で毎日を生きています。
その個性の数の分だけ本来は住まいが必要なのです。ところが、現実は同じ間取りで同じ設備の住まいがたくさん並んでいるという状態が30年以上もつづいてきました。

経済の高度成長が終わり人口が減少する社会になり、住まいを提供する事業者側にも変化が訪れるのはあたり前です。

賃貸ユーザーにとっては、ようやく個性が尊重され自分好みの物件を選ぶことができるようになって来たとも言えます。

犬と暮らす、猫と暮らす・・・生活者重視の賃貸物件がたくさんできることを期待したいと思います。

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